骨董の器を売る前に確かめること:箱・銘・状態
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この記事でわかること
- 査定で見られる箱・銘・状態
- 高台や見込み、表面の状態を表す言葉
- 修復跡や取っ手がある器の扱い
- 作者や箱の組み合わせが分からない場合の相談
ここで挙げる形や傷みだけで、真贋や買取額を判断しないでください。
査定で見られる箱・銘・状態
新栄堂は、陶器・陶磁器の査定で作家、箱や鑑定書などの付属品、制作された時代、汚れ・傷・ひびなどの状態を確かめると案内しています(出典:新栄堂)。おたからやは、制作年代、作家・窯元の銘、ひび割れや欠けのない保存状態を重視するとしています(出典:おたからや)。
古美術永澤は、陶器・陶磁器の画像査定では、底面などの刻印・窯印などを撮るよう案内しています(出典:古美術永澤)。撮り方の条件は業者ごとに違うので、申し込む前に確かめてください。
売り先については、 骨董の器と洋食器の売り先 を参照してください。
器のどの部分かを表す言葉
底にある高台と、器の内側の見込み
「陶器の日」公式サイトの用語辞典は、高台(こうだい)を茶碗・鉢・椀などの足に当たる部分と説明しています(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。高台の一部が1〜数か所切り込まれたものは、切高台(きりこうだい)といいます(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。
同じ辞典では、糸底(いとぞこ)は、本来ろくろ成形で糸を使って切り離した底を指したとしています(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。今では糸切りの跡が見えないものも含め、焼き物の底全体を指すようになったと説明しています(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。
見込み(みこみ)は茶碗や鉢の内側のことです(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。内側全体を指す場合と、内側の正面や中央の底面を指す場合があります(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。
銘や窯の印
大阪市立美術館の2018年の参考資料では、文様の一部となった文字を除き、作品に記された文字を銘(めい)または銘款(めいかん)と呼ぶとしています(出典:大阪市立美術館)。「陶器の日」の用語辞典は、銘印を器に付けられた作者や窯の印と説明しています(出典:「陶器の日」事業4団体協議会)。
印の付け方や調べる資料は、 陶磁器の裏印(窯印)の見方 にまとめています。
表面に見られる形と、修復を表す言葉
虫食いとピンホール
「陶器の日」の用語辞典でいう虫食い(むしくい)は、口の縁の釉薬が土に融着せず、一部が剥がれて素地の土が見える状態です(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。
ピンホールは、釉の表面に針先で突いたような小さな孔ができたものを指します(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。同辞典は、焼成中に釉の成分がガス化した跡や、ほこりが付いたまま釉を掛けた場合など、さまざまな原因を挙げています(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。
金彩と金継ぎ
同辞典では、金彩(きんさい)は金で上絵付けした焼き物を指します(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。金と他の合金を混ぜて絵を描き、通常の上絵付けより低い温度で焼き付けると説明しています(出典:陶器の日(日本陶磁器卸商業協同組合連合会))。
金継ぎ(きんつぎ)は、破損した陶磁器を漆で修繕し、その表面を金で覆うことです(出典:「陶器の日」事業4団体協議会)。おたからやは、小さな欠けや金継ぎによる修復のある陶磁器も、状態の違いを踏まえて査定すると案内しています(出典:おたからや)。新栄堂も、状態があまりよくない陶器・陶磁器を査定に出すよう案内しています(出典:新栄堂)。
箱・書類と、分からないことの相談
残っている付属品
古美術永澤は、陶器・陶磁器の共箱・共布・略歴・栞などをそろえることを挙げています(出典:古美術永澤)。栄楽堂も、箱や鑑定書などがあれば一緒に見せるよう案内しています(出典:栄楽堂)。
佐川美術館は、作者の署名や落款が記された箱を共箱(ともばこ)と説明しています(出典:佐川美術館)。箱や布の説明は、 茶道具の付属品の記事 を参照してください。
作者や箱書きが分からない
古美術永澤は、作者や詳細が分からない陶器・陶磁器も査定すると案内しています(出典:古美術永澤)。箱がないものに加え、箱書きが読めない、箱書きと中身が違う品も受け付けています(出典:古美術永澤)。
取扱作家一覧にない作家の作品も買取しており、心配な場合はLINEやメールで画像を送る簡易査定を試すよう案内しています(出典:古美術永澤)。受付条件は業者ごとに違うので、申し込む前に確かめてください。
蔵にまとまって残っている
古美術永澤は、古い壺や作家物の酒器・皿、贈答品の食器や着物などを一括で買い取れると案内しています(出典:古美術永澤)。蔵の整理では、処分する前に電話で相談するよう求めています(出典:古美術永澤)。栄楽堂も、陶器・陶磁器を初めて売る人から電話だけの相談を受け付けています(出典:栄楽堂)。
査定の前に洗ったり、直したりするか
おたからやは、ほこりや汚れの目立つ陶磁器でも、洗浄などをせず持ち込むよう案内しています(出典:おたからや)。栄楽堂も、自分で修復せず、そのままの状態で見せるよう求めています(出典:栄楽堂)。
修復した部分や、表面の装飾
メトロポリタン美術館の2019年の作品取扱いマニュアルは、陶磁器・ガラスの緩んだ接合部や修復箇所は弱い部分になりやすいと説明しています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。焼き付けていない彩色や金箔などの装飾は、傷が付いたり、こすれて落ちたりしやすいとしています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。
接着剤が弱って破片が揺れる場合は、マスキングテープで固定せず、移動前に保存修復の専門家が器を安定させる必要があると案内しています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。テープは表面を傷めるためとしています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。
蓋・取っ手のある器を動かすとき
同じマニュアルは、別々の部品から成る器では蓋・栓・台などを分けて扱うよう案内しています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。取っ手・注ぎ口・つまみ・縁で持ち上げないよう求めています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。
一般には、両手を使い、片手を底かその近く、もう片手を側面に添えて支えるとしていますが、手を置く場所は器の形によると説明しています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。扱うのは一度に一つとし、傷みやすい器では、緩衝材を敷いたトレーや箱に入れ、その容器を扱う方法を案内しています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。
また、極端な温度変化や急な温度変化は、陶磁器・ガラスの破損、ひび、釉の剥落を起こすことがあると説明しています(出典:The Metropolitan Museum of Art)。
鑑定を受けたいとき
東美鑑定評価機構の工芸の鑑定対象には、荒川豊蔵・板谷波山・北大路魯山人・富本憲吉・加守田章二などが含まれています(出典:東美鑑定評価機構)。工芸は原則として共箱付きが対象ですが、荒川豊蔵・板谷波山・富本憲吉・加守田章二の陶芸作品は、箱書きがなくても鑑定するとしています(出典:東美鑑定評価機構)。
対象作家と箱の条件は同機構の公式の案内で確かめてください。査定との違いや受付の詳しい手順は、 鑑定と査定の違い にまとめています。
売るときの業者と買取実績
業者の対応は 陶磁器・食器 のページと下の表で確認できます。
陶磁器・食器を扱う業者
| 業者名 | 対応方法 | 出張料・査定料・キャンセル料 | 品目への対応 | 対応エリア | 申し込み | ||||||||||||||||||||||||
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| バイセル 確認日 2026年10月3日 出典 | 出張の手数料 無料 | 扱う:着物・帯、陶磁器・食器、絵画、掛け軸、象牙、茶道具、刀剣・日本刀、切手 要相談:人形 | 北海道・青森県・岩手県など47都道府県(市区町村の記載 1673件) | ||||||||||||||||||||||||||
バイセルの紹介・基本情報を開くバイセルは、2001年1月16日設立の株式会社BuySell Technologiesが運営しています。[1] 着物、古銭、骨董品、レコード、カメラなどを買取品目に挙げています。[2] 出張・店頭・宅配での買取を案内しています。[3] 出張買取の査定料・出張料と、査定額に納得できない場合のキャンセル料は無料としています。[4] 出張の成約後は原則としてその場で現金を支払いますが、高額な場合は後日振込になることがあるという案内です。[5] 宅配買取は完全予約制で、専用電話で品物や発送方法を確認して申し込む流れです。[6] 宅配の査定料・発送送料・キットは無料ですが、返送を希望した場合の送料は利用者負担としています。[7] 出張の相談電話は24時間365日受け付けています。[8] 基本情報
出典:公式の案内1・公式の案内2・公式の案内3・公式の案内4・公式の案内5・公式の案内6・公式の案内7(確認日 2026年10月3日) 運営会社と基本情報
買取方法・対応エリア・取扱品目手数料申し込みから入金までの流れ支払い方法と時期クーリング・オフと返品問い合わせの受付時間
公式で案内されている特徴
確認しておきたい点紹介文の出典と確認日 14件 | |||||||||||||||||||||||||||||
| 古美術永澤 確認日 2026年10月3日 出典 | 出張の手数料 無料 | 扱う:着物・帯、陶磁器・食器、絵画、掛け軸、茶道具、切手、人形 | 東京都・神奈川県・愛知県(市区町村の記載 79件) | ||||||||||||||||||||||||||
古美術永澤の紹介・基本情報を開く古美術永澤は、1990年創業、2009年法人設立の株式会社古美術永澤が運営しています。[1] 掛軸や絵画、茶道具、中国美術、陶器、書道具などを買取品目に挙げています。[2] 全国への無料出張を案内していますが、品物の量や内容によっては訪問できない場合があります。[3] 訪問後に売却しない場合も、出張料などは請求しないとしています。[4] 目白本社で土曜日に行う持込み買取の鑑定会は、完全予約制です。[5] 宅配買取は発送前の申込みを求め、品物を確認したうえで着払いで送ると案内しています。[6] 宅配ページには、返送料を同社負担とする掛軸の案内と、利用者負担とする手順の案内が併記されています。[7] 買取相談の電話受付は年中無休、8:30〜17:30です。[8] 基本情報
出典:公式の案内1・公式の案内2・公式の案内3・公式の案内4・公式の案内5・公式の案内6・公式の案内7・公式の案内8・公式の案内9・公式の案内10(確認日 2026年10月3日) 運営会社と基本情報
買取方法・対応エリア・取扱品目手数料申し込みから入金までの流れ支払い方法と時期クーリング・オフと返品
問い合わせの受付時間
公式で案内されている特徴
確認しておきたい点紹介文の出典と確認日 15件
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| こたろう 確認日 2026年10月2日 出典 | 出張の手数料 無料 | 扱う:着物・帯、陶磁器・食器、絵画、掛け軸、象牙、茶道具、刀剣・日本刀、切手、人形 | 北海道・宮城県・山形県など29都道府県(市区町村の記載 644件) | ||||||||||||||||||||||||||
こたろうの紹介・基本情報を開くこたろうは、平成23年(2011年)設立の株式会社rockが運営する買取店です。出張では日本画・茶道具・洋画・中国美術などを査定すると案内しています。[1][2] 買取方法は出張と店舗への持ち込みで、LINEやメールの無料写真査定も案内しています。出張は北海道から沖縄まで無料とし、電話やメールで訪問日時を調整する流れです。[3][4][5] 出張買取では品物を梱包する必要はなく、査定額に合意するとその場で現金を支払うとの説明です。査定後に買取を断った場合も、キャンセル料はかからないとしています。[5][6][7] 関東・関西圏では予約状況によって即日対応も可能としていますが、予約や交通の状況などで日程を再調整する場合があります。電話受付は9時30分〜18時です。[8][9] 基本情報
出典:公式の案内1・公式の案内2・公式の案内3・公式の案内4・公式の案内5・公式の案内6(確認日 2026年10月2日) 運営会社と基本情報買取方法・対応エリア・取扱品目手数料
申し込みから入金までの流れ支払い方法と時期
クーリング・オフと返品問い合わせの受付時間
確認しておきたい点 | |||||||||||||||||||||||||||||
| 日晃堂 確認日 2026年10月2日 出典 | 出張の手数料 無料 | 扱う:着物・帯、陶磁器・食器、絵画、掛け軸、象牙、茶道具、刀剣・日本刀、切手 要相談:人形 | 北海道・青森県・岩手県など47都道府県(市区町村の記載 1891件) | ||||||||||||||||||||||||||
日晃堂の紹介・基本情報を開く日晃堂は、横浜市に本社を置く株式会社日晃堂が運営し、骨董品・掛軸・絵画などを買い取っています。[1][2] 店頭・出張・宅配の買取を案内し、骨董品や古美術品の査定料・訪問料は無料です。[3][4] 宅配買取には事前の申し込みが必要で、受付後はグループ会社バイセルテクノロジーズの宅配部門が対応します。[5][6] 離島や一部地域では利用できない場合があり、円単位の現行通貨古銭など受け付けられない品物もあります。[7] 発送時の送料は同社負担ですが、品物を返してもらう際の送料は利用者負担です。[8] 宅配での買取代金は指定口座への振込で、振込手数料は同社が負担します。[9] 送る品物を追加したい場合は、梱包前にメールか電話で連絡する案内があります。[10] 電話受付は8:00〜20:00で、年末年始を除き年中無休です。[11] 基本情報
出典:公式の案内1・公式の案内2・公式の案内3・公式の案内4・公式の案内5・公式の案内6・公式の案内7・公式の案内8・公式の案内9・公式の案内10・公式の案内11・公式の案内12・公式の案内13・公式の案内14・公式の案内15・公式の案内16(確認日 2026年10月2日) 運営会社と基本情報買取方法・対応エリア・取扱品目申し込みから入金までの流れ支払い方法と時期
クーリング・オフと返品
問い合わせの受付時間
公式で案内されている特徴
確認しておきたい点紹介文の出典と確認日 13件
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| 古美術寿永堂 確認日 2026年10月2日 出典 | 扱う:陶磁器・食器、絵画、掛け軸、茶道具、刀剣・日本刀、切手、人形 | 北海道・青森県・岩手県など47都道府県(市区町村の記載 1693件) | |||||||||||||||||||||||||||
古美術寿永堂の紹介・基本情報を開く古美術寿永堂は、株式会社萬歳が運営する兵庫県芦屋市の古美術店です。兵庫県公安委員会第631100700042号の許可を掲載しています。[1][2] 骨董品、工芸品、絵画、アンティーク、茶道具、刀、甲冑、切手、古銭などを取り扱うと案内しています。[3] 近畿全域を含む全国への出張買取を受け付け、査定と出張費は無料としています。[4][5] 申し込みは電話か問い合わせフォームから、品物の情報を詳しく伝える流れです。問い合わせ後、写真をメールや郵便で送る事前査定も利用できます。[6][7] 買取は1点から相談できるとしています。店頭への持ち込みは不在の場合があるため、来店前に連絡するよう案内しています。[8][9] 査定額に納得して成約すれば、その場で現金を支払う案内です。提示額に納得できない場合は、売却を断れるとしています。[10][11] 基本情報
出典:公式の案内1・公式の案内2・公式の案内3・公式の案内4・公式の案内5・公式の案内6・公式の案内7・公式の案内8(確認日 2026年10月2日) 運営会社と基本情報買取方法・対応エリア・取扱品目手数料
申し込みから入金までの流れ
支払い方法と時期
クーリング・オフと返品公式で案内されている特徴
確認しておきたい点紹介文の出典と確認日 12件
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産地別には、 古伊万里 ・ 九谷焼 ・ 有田焼 ・ 備前焼 ・ 萩焼 のページがあります。
陶磁器・食器の公開買取実績
各社の公開実績より(新しい順)